家族

旦那が嫌い!大っ嫌い!我慢の限界がきて離婚した私が今思うこと

心が離れた夫婦

『旦那嫌い』で検索すると、うまくやっていくコツとかイライラする妻たちの告白とか、いろいろな記事を目にします。

沢山の『旦那嫌い』の記事の中でも、私の目と心を引き付けたのは『旦那デスノート』でした。

どんな内容で旦那さんの悪口を書いているのか、かなり興味がわきちょっとだけ読んでみるつもりが、ついついガンガンと読み

そして、昔の私を思い出し最悪な気分になってしまいました。

スポンサーリンク

夫が嫌いになったのはどんな時?

夫に今すぐ死んで欲しい。毎日思っている。
結婚した自分があきれる。鬱になりそう。お願いだから死んで。世の中にはお前より素晴らしい人達が生きられないとか不公平だ。

引用元:旦那デスノート

トップページのタイトルを読むだけで、どれだけ『旦那 嫌い』を吐き出す場所かよ~くわかります。

ここまで相手を憎むなら、なぜ離婚しないの?

といった疑問を持つ方もいるようですが、過去の私もこんな気持ちのまま夫との暮らしを続けていたので非難することはできません。

でも、この長い人生をずっとこんな感情のまま生きていくのは、ちょっと大変

しかも、定年退職後に一緒に暮らす時間を想像すると、かなり淋しいものもあります。

今、このブログを読んでいるあなたも、きっと一度や2度は死んでほしい、目の前から消えてほしいと願ったことあるかもしれません。

私は22年間の結婚生活の間、何度も何度もこんな感情を持ったことがあります。

今でもハッキリ覚えているので、かなり負のオーラを放っていたかもしれませんね(笑)

  • 無理やり旦那の実家に連れていかれたとき
  • 体調が悪いのに家事や育児を手伝ってくれないとき
  • お金がないのに、遊びにお金を持っていくとき
  • 退院したばかりの妻に、姑の世話をさせるとき
  • 仕事に行きたがらない、週に2~3休むのは当たり前

最初のころは「少しの我慢だから」とか「そのうち気にならなくなる」と思っていた小さな不満

それがどんどんと溜まってしまって、だんだんと旦那と一緒の空気を吸うのさえストレスになっていったのです。

死亡保険金や夫がいなくなった後の生活設計を真剣に考えた

家事や育児は、ほぼ一人

子供のいじめ問題からも逃げ出す

そんな男を選んだ私が馬鹿だといえばそうなんですが、夫婦になって一緒に生活をしてみないと本当の性格なんて見えてきません。

失望しても逃げ出すことはできない

離婚しても子供2人を一人で育てるのは無理

そんな私が考えたのは

夫がぽっくりと死んでくれること

  • 自動車事故で死んでくれないかな
  • ゴルフ場で雷にあたって死んでくれないかな
  • なにか事件に巻き込まれて死んでくれないかな

死んでくれることを想像して、死亡保険や子供の学資保険、遺族年金の計算までしたことが何度あったことやら

でも、死んでほしいという願いは簡単にかないません。

というよりも、死んでほしい、目の間から消えてほしいと思っている時は、まだ旦那に対して「ちょっとだけ希望」があった気がします。

スポンサーリンク

私が離婚を決意した瞬間

縁を切る

タバコと加齢臭の混じった臭いに吐き気がし

横で物を食べる姿にも吐き気がする

私の目の前を歩く姿も、笑う姿も、声もなにもかも気持ち悪い

そんな旦那との生活

それでも我慢ができていたのは、人として最低限度のルールみたいなものを守れる男だと思っていたからでした。

でも、とんでもない浮気の証拠を掴んだ日、私のなかにほんの少しあった旦那を良く思う心はガラガラッと崩れ

嫌いだった旦那が、大っ嫌いや死んでほしいを通り越し

「あ~もうこの男とは他人になりたい」

「私の人生の中から切り離したい」

そう思った瞬間、離婚を決め子供たちに「お母さん、離婚する」と宣言したのです。

定年後に長い時間を一緒にいることを想像したら耐えられい

私が離婚を決めたのは40代の後半

今の日本人女性の平均寿命の半分ほど生きた年齢です。

夫も私も仕事をしているうちはお互い顔を見る時間は少ないので、彼の浮気をとっちめて許してあげれば、きっとそれなりに時間が過ぎていったかもしれません。

でも、定年を迎えいつも家に旦那がいるようになったとき、私は彼のしたことを許せるのか想像してみると絶対に許せない!!と結論を出してしまったのです。

離婚して心はスッキリした、でも生活は苦しくなった

HELP

旦那の愚痴や不満を話すと、必ずと言っていいほど「それなら離婚しちゃえばスッキリするのに!」なんて言ってくる人がいます。

でも、実際にはなかなか踏ん切りはつきません。

子供が小さいなら、生活や教育費にかかるお金の問題がありました。

子供が独り立ちするころには、自分も老いて一人で生きていく不安がありました。

でも、22年間の結婚生活の中で、少しずつたまった不満に旦那の浮気が着火剤となり爆発。

そして、私は離婚をしました。

私は離婚して笑えるようになった、でも他人には離婚をすすめない

大っ嫌いな旦那の顔や声、そして吐き出す息がなくなった新しい家での生活は、最初は心が躍るような嬉しさがありました。

私より1年前に離婚を決めた友人も、50代という年齢のため再就職がうまくいかず、パートで生活をやりくりしています。

生活がギリギリの2人ですが、なぜか離婚して生活が苦しくなった今のほうが、心から笑えるようになりました。

だからといって、「離婚はいいよ~♪」とは簡単に言うことはできません。

なぜなら、心がスッキリとする裏側には、必ず大きな不安も一緒にくっついてくるからです。

「そんなに嫌なら離婚すればいいのに」という人は、自分が離婚を経験したことがない人か、金銭的にもゆとりがあって離婚をした人だと私は思っています。

しっかりと自活できている女性や、身の危険を感じる結婚生活なら離婚をすすめるかもしれません。

でも、ただ嫌いなだけなら、決して離婚をすすめたりはしません。

離婚を経験した私が今思うこと

離婚して7年

今の私は生活が苦しくても笑って暮らしています。

でも、あんなに嫌っていた旦那がどうやって一人で生きているのか、ちょっとだけ気になることもあります。

どんなに嫌って、自分の人生から締め出そうと決めた男でも、22年間一緒に暮らした人間はそう簡単には自分の心から追い出せないようです。

結婚生活で溜まりにたまった憎しみが、少しずつ薄らいできたことだけが今の私にとっては幸せなのかもしれません。

© 2024 気の向くままに