離婚して、使わないもの使っていないものを処分し、人生後半をシンプルに生きようと決めました。
洋服も靴もバッグも本当に欲しいものなのか、クタクタになるまで使い切ることできるのか?真剣に悩むようになりました。
でも、ときどき「これ、私のイメージにピッタリ!」なんて、わけのわからん欲望にかられ、ついお財布が緩んでしまいそうになることがあるんです。
この欲望は若い時に経験した「恋」に似てる気がするんですよ
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あなたは一目惚れしたものに、ずっと恋していられますか?
あなたはショッピングを楽しんでいる最中”ビビッ!!”と頭と心で何かを感じて、つい衝動買いしてしまいそうになったことありませんか?
なんとなく同じようなものを持っているのに「一目惚れしちゃった」からと、つい買ってしまったこと経験ありませんか?
それが本当に今の自分に必要なものだったり、心底惚れぬいて使い続けることができるものならいいのですが・・・
50年以上生きてきた私、今まで何度もこんな買物を繰り返し、一目ぼれしたものに限って残念な結果になってしまったものが沢山あるのです。
ものすごく気に入って買ったものなのに、どうしてなのかクローゼットや下駄箱に留守番ばかりさせるようになってしまうんです・・・
必死に好きなところを探してない?
世の中、自分が思い浮かべていたイメージにピッタリと合うものに出会う確率ってどのくらいなんでしょうか?
私はいつだって100%の確率で探し出すわよ!!
なんて素敵な買い物体験ばかりをされる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、
「着た感じは窮屈だけど、細く見えるから」
「丈が気に入らないけどラインは好きだから」
「形がちょっと気に入らなけど、色が好きだから」
好きな部分を必死に探し出し、”なんとなく納得”しながら買い物されているのではないでしょうか?
私はそうやって気に入らない部分に目をつむって、好きなところばかりを必死になって探して買ったころがありました。
結果、クローゼットや下駄箱には私のセンスでは使い切れないものであふれかえってしまったんです。
恋は盲目・・・足りない部分よりも好きな部分だけを見つめてしまう
つい先日のこと、以前から気になっていたバッグを見に行ったんです。
手に取ってみると”ものすごく欲しい”衝動に駆られてしまったんです。
もうそれは、今の私の仕事や生活にドンピシャだと思えるほど一目惚れ・・・
ブランドものとかではありませんが、生地や形がとっても気に入っていたんです。
微妙に形の違うものや、色違いのものを何度も手に取ったり肩にかけたりしました。
でも、何かがちょっと違います。
- こちらの生地の使い方は好きだけど、バッグの形がちょっとね
- こっちは形と生地の使い方が好きだけど、持ち手の太さがちょっとね
こんふうに少しずつですが気に入らないところが見つかります。
でも、以前から欲しかったバッグでしたので、必死になって一番好きな形のバッグの良いところばかりを見ようとしだすわけです。
これって、好きになった相手の良いところばかりを見ようとしているのに似ていませんか?
「あばたもえくぼ」ですかね(笑)
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本当に相手のことが好きなのか?少し時間をおいてみる
何度も手にとってはおき、また手にとっては鏡に映して眺める私に、店員さんが食いつかないわけはありません。
一点ものですからとか、次にいつ出来上がるかはわかりませんからとか、本当にお似合いですよとか、それはそれは猛プッシュしてくるわけです。
以前の私なら「やっぱりこれ素敵♡買います!」となるのですが、
「ねえ、本当にそれが一番好きなの?」と思っている自分にふと気がつき、惚れてしまったバッグから少し離れてみようと思うんです。
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相手に合わせて必死に自分を変えようとしていない?
お茶をしながら少し頭を冷やすはずが、私の頭の中は今度は必死にそのバッグを使いこなす姿を想像しだすわけです。
- こんな服装をしたときに持とう!
- この大きさならカメラも入れて持ち歩けるわね。
- 布製だから普段のお出かけにも違和感がないかも!
とにかく自分がそのバッグを持ったとき、どんな姿でどこに出かけるのか考えます。
すると
「うん!やっぱり私のイメージには、あのバッグ合うよね!!」
という気持ちの一方で
「あのバッグをもって出かける場所、年に何回あるんだろ・・・」
という残念な現実が見えてくるんです。
昔なら「これ買ったら、あちこちお出かけしよう」とか「これに合うイメージに変えよう」とか
とにかく目の前にある惚れたものに自分を合わせてみようと試みたものです。
でも、こんな気持ちで買ったものは1~2回身に着けてしまえば、お留守番グループになってしまい、そのうちに存在すら忘れてしまうことだってありました。
まるで、相性や考え方が合わない男性に一目惚れてしまったものの、彼好みになろうとしてもなれなくって恋が終わる
そんな感じに似ている気がします。
目の前のものを逃がしたら二度とチャンスはこないの?
私はセール品や限定品など数少ないもののなかで一目惚れしてしまうと、つい運命の出会いだと思って物を買ってしまうタイプでした
一目惚れしてウキウキと帰宅し、クローゼットにしまい込んで忘れてしまったものもあります。
何度も「絶対、衝動買いはしない!」そう決心しますが、セールや限定品と書いてあると、どうしても無性に欲しくなり手に取ってしまってました。
そうやって買っては着なかった服や靴、使わなかったバッグを今までいくつ捨ててきたのでしょうか?
冷静に考えてみれば、捨ててしまったものの数だけ出会いがあったのです。
一目惚れを何度も繰り返し、すぐに飽きてしまう恋を何度も繰り返すようなものですね。
沢山の出会いがこの世の中には転がっているのですから、2度とチャンスがないと慌てることもないはずなんです。
今どうしても必要なものなら買うことも必要ですが、どこかに迷う心があるなら
「もっと本気で好きになったものだけ買うわ!!」と、さくっと見切りをつけてしまうことも物を増やさないためには必要な生き方みたいです。
本気で恋することができるものに出会いたい
シングルになって早5年
できるだけシンプルに身軽に生きていこうと決めた私にとって、本当に長く付き合いたいと思えるものに出会う買物は、もう真剣勝負の恋のようです。
惚れぬいて惚れぬいて毎日身に着けたい、持ち歩きたいと思えるほどの物に出会えるまで妥協して買うことは止めました。
人に恋をすることには臆病になった50代ですが、物に対しては積極的に恋をしていこうと思います。
素敵な恋に出会えますように♡