特別なにか悲しい事があったわけでもないのに、心が落ち込みことってありませんか?
私は若いころから生理前になると気分の落ち込み方が酷くなりやすかったのですが、更年期になってからは
- 何もする気が起きない
- 何を食べても美味しくない
- 人の声が心をざわざわとさせる
この3点セットが定期的にやってくるようになりました。
それでも、無理やり食べ、心がざわざわする不安感を抑えながら仕事や家事をこなしているうちに、バラバラになりそうな心が元に戻り始めます。
でも、今年の秋は気分の落ち込みが回復していきません。
それどころか、気分の落ち込みを抱えたまま体調不良まで始まってしまい、2か月過ぎた今、やっと心と身体が落ち着いてきました。
50代の私が経験した気分の落ち込みと体調不良、更年期障害だけが原因なんでしょうか?
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更年期は”ふとしたことで”気分が落ち込みやすい
40代の後半からは生理前でなくても”ふとしたことで”気分が落ち込むことが多くなりました。
もともと生理前には気分が落ち込みやすかった私ですが、更年期になってからの気分の落ち込み方は今までとはまったくちがいます。
なにもかも、すべてを投げ出して逃げ出したいけど、逃げ出す力が”ほんの少し”も起きない・・・
まるで生きている力が尽きてしまったような落ち込み方をするのです。
私がこの嫌な気分の落ち込みに気が付いたのは、子供の受験に母親の入院、離婚騒動などが重なった時でした。
生理前のように「いつくるか」わかる気分の落ち込みではありません。
買い物中、車の運転中、仕事中、家族と会話中・・・本当に「ふとした瞬間」にやってくるのです。
50代という人生の変わり目で心のコントロールが難しくなる
エストロゲンは女性らしい体を作る、肌の潤いを保つ、骨密度を維持するなどのほか、感情をコントロールする働きもあります。
そのため生理前になると、イライラしたり落ち込んだりと感情をコントロールできないことを経験された方は多いはずです。
それが40代の後半くらいになってくると、生理周期には関係なく突然”ドーン!!”と気が滅入ることがあります。
気持ちの”ゆとり”がまったくなくなり、イライラするよりも不安感の方が強くなる・・・感じです。
更年期になって、女性ホルモンの「エストロゲン」が急激に減少することが、気分の落ち込みに大きな原因なのは間違いありません。
でも、ひどく不安定な気持ちを抱え込んでしまうのはエストロゲンの減少だけではなく、人生のなかで大きな節目を迎えているからかもしれません。
50代は、子供の自立、親の介護、自分の老後の心配、仕事の負担が増える、などなど多くの問題を一度に抱え込みやすい年齢になってきているはずです。
顔は笑っていてもストレスで胃はキリキリ、頭はグルグル・・・
更年期で気持ちが落ち込みやすいのに、ストレスになるものを沢山抱え込んだままでは、気分が落ち込んだままになるのもしかたがないことかもしれません
”秋から冬にかけて”季節の変わり目はとくに気分が落ち込みやすい
あなたは秋から冬にかけて、気持ちが落ち込むことってありませんか?
秋から冬にかけて気持ちが落ち込みやすい問題に悩んでいるのなら、それは季節性うつ病(別名ウィンターブルー)かもしれないそうです。
季節性うつ病の特徴
10月から11月にかけて症状があらわれはじめ、日差しが長くなる3月頃になると回復するというサイクルを繰り返す。
季節性うつ病の主な症状
- 気分が落ち込むことが多い
- 以前ならこなせた仕事をうまく処理できない
- ぐったりとして疲れやすい、体を動かすのがおっくうになる
- 今まで楽しんできたことを楽しめない
- 考えたり、集中する力が明らかに落ちている
- ふだんより睡眠時間が長くなったり、朝起きられなくなる
- 食欲が減退したり、逆に亢進し、炭水化物を中心に食べ過ぎてしまう
引用元:糖尿病ネットワーク http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/026038.php
さすがにここまで症状が酷い、長引く方は少ないかもしれませんが、少しくらい経験された方は多いのではないでしょうか?
私は若いころから秋になると、気分が落ち込みやすくなっていましたが、台風シーズンが終わる頃には心もスッキリ晴れやか!!
ずっと続くことはなかったので季節性うつ病ではないはずなんですが、さすがに今年はヤバイ!!と感じました
「どんより」「ざわざわ」40代よりも50代のほうが気分が落ち込みやすくなった
今年の秋は台風シーズンが過ぎても”どんよりした”気分は治りません。
とくに症状が酷い状態が続き、暇さえあれば抜け殻みたいに転がっていました。
どうにかして気持ちを軽くしようとお酒を毎晩飲んでしまうという困ったことにもなりました。
甘いものが頭から離れなくなり、ついついコンビニで買い食いをしてしまう癖もついてしまいました。
そして、夏の終わりから始まった気分の落ち込みは、11月が終わる頃にやっとなくなり、どうにか人混みの中を歩けるまでに回復・・・
50数年生きてきた中で、一番最悪の秋
やはり更年期で女性ホルモンが急激に減少しているときの季節の変わり目は、「このくらいの気分の落ち込み、毎年のことだから」なんて軽く考えてはいけないようです。
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年齢+季節の変わり目、さらに気分は落ち込む
気分が落ち込むと心だけだはなく、体もガタガタになっていきます。
眠れない、体中がだるい
それだけならまだ我慢ができますが、微熱に悩まされる、軽い風邪のような症状が抜けないなど、なんともいえない気持ちの悪い体調の悪さが続きます。
今年の秋は続けて大きな台風が上陸しました。
そのたびに、めまい・吐き気に襲われ、酷い時には目が覚めた瞬間、天井がグルグルとまわってしまった日もあります。
そして一番困ったのは、持病の喘息が台風の上陸するたびに発作を繰り返してしまった事です。
一度弱ってしまった気管支は、すぐに風邪をひきやすくなってしまいます。
咳き込む日々が続くと、胃液が何度もあがり横になることもできません。
ただでさえ更年期と季節の変わり目による心の落ち込みで、自分の心と身体がコントロールできないところに、病気がくっついてきてしまった私の体
病院で治療を受け、薬を処方してもらいながらも、どうにかしなきゃ・・・どうにかしなきゃ・・・ともがくほど、心は最悪な状態になっていくのです。
頑張りすぎてしまうと心も体も動けなくなってしまうようです
どんなに体も心もバラバラになり不安定なままでも仕事や家事は休めません。
家ではボーとしていても、一歩外に出ると愛想笑いをし、ザワザワする心を抑えながら人と話す毎日
でも、ある日とうとう体がパタリと動かなくなりました・・・
動かそうとすると吐き気と眩暈に襲われ、どうにも体が動かせなくなりました。
ホルモンバランスの崩れや季節の変わり目による心の不安感と体調の悪化
無理をしながらどうにか動き回っているうちに治るはず・・・そう思いながら毎日過ごしていました
でも、必死になって動き回ってきた心と体が、とうとう悲鳴をあげてしまったようです。
自由になったはずの心が、また過去の暗い心を持った自分に戻ってしまったかのか、元旦那家族の夢を毎晩見るようになりました。
ふと空を見上げた瞬間、目の前がザーと暗くなりふらふらするようになって、やっと頑張ることを止めてみました。
50代、体と心を休めるために少し休憩をしてみました
ありがたいことに、私には更年期ぐらいなんだ!と文句をいう家族はいません。
仕事も時間や量を自分で調整できます。
そこで思い切って仕事は長期間休んでみました
家事は手抜きをすることにしました
好きなものを食べ、好きなドラマを観たり、本を読んだり、犬と散歩をしたり、だらだらと毎日過ごしてみました。
季節が変わり”どうにか光が見えだす”でも、まだまだ油断はできない
台風シーズンが過ぎ去り、気圧の変化が少しずつ落ち着きだす頃から、呼吸器系の病気は治ってきました。
そして、心も落ち着きを取りもどし、人が大勢いる場所でも1~2時間は過ごすことができるようになりました。
心が落ち着きだすと、お酒や甘いものに執着もなくなりました。
でも、まだまだ油断はできません。
更年期は閉経前後の10年間、現在53歳の私は時々ですがまだ生理があります。
もしも今年中に閉経すれば58歳で更年期が終わることになりますが、もう数年続くとなれば60歳になるまでこの苦しみが定期的にやってくるかもしれないのです。
休んでいた仕事も再開しだしました。
私の体調が戻るのと入れ替わるように、70代の母の体調が悪くなってきたのも心配です。
ホルモンバランスの乱れと、仕事や家族の問題
気持ちが落ち込む、不安感が大きくなる原因はなくなってはいきません。
これからも時々は深く落ち込み体調を悪くすることもあるでしょう。
そんな時には無理をせず、生きていくスピードを落とし”ゆっくりと寄り道をしてみる”ことが私には必要みたいです。
さあ、ゆっくり深呼吸をして生きていきましょう!!