家族

長女気質をやめたい!50代にして初の親への反抗

今週、3日ほど70代の母親と大喧嘩をしました。

原因はといえば、母子家庭につきもののお金の問題によるイライラが、つもりにつもって爆発!

そして、私の子供との同居が始まり、母の生活パターンが乱されたこと

数年前までは、笑ってかわせたことが今回は大爆発

長女気質で親を怒らせないように必死に頑張るの止めました!

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愚痴や不満を言うことも許されなかった子供時代

私の母は6人兄弟の真ん中

体の弱い親に代わって、大事にされた長男・長女、甘やかされて育った三男・三女のために、必死に働いてきた人です。

そんな母ですが、娘の私から見れば親の過度な期待や干渉がなかったぶんだけ、人に対してズバズバと意見が言える性格に育っています。

反対に私は3人兄弟の一番上、しかも4歳から母子家庭だったということもあり

「お姉ちゃんだからしっかりしなさい」

「ぜったいに人が嫌がることをしてはいけない」

「女は言いたいことを控えるほうがいい」

「これくらいお姉ちゃんだから我慢できるよね」

「だらしないことなんて絶対にしてはいけない」

とにかく、世間から後ろ指をさされないように、しっかりものでいなさいを言葉で植え付けられてきました。

でも、そんな生活、子供だって不満がたまりますよね

自分の兄弟や、友達の家と比べてつい愚痴も言いたくなりますよね。

子供だった私は、たまりにたまった不満や不安を母に話すこともありました。

でも、最初は「そうだね」「○○のいうことはわかるよ」と言ってくれる母なんですが、2回同じ話しようものなら

「もう聞きたくないよ!何度同じことを言ったら気が済むの」

と、それはそれは怖い反応が返ってくるわけです。

そんなことの繰り返しを積み重ねていくうちに、愚痴は言うけど本音を隠して生きる長女のできあがりです。

親の言葉や表情で言葉を飲み込む癖がついてしまった私

母子家庭の生活は決して楽ではなく、母は母なりに必死で心に余裕がないのだろうと、母が起こるたびに言葉を飲み込み癖がついてしまいました。

大人になってもその癖は治らず、母の横顔やふとした言葉遣いに不機嫌な空気を感じると、必死に機嫌を取ろうとするようになりました。

そして、だんだんとそれは習慣となり、思春期の弟たちが母ともめて大喧嘩がはじまると、心が縮こまりながらも、母と弟をなだめるのに必死です。

でも、どんなに気をつかっても、相手はこちらの本当の気持ちなど察してはくれません。

それは、他人だろうが家族だろうが同じです。

他人なら私の本音をわかってくれなくても「まあ、しかたがないか」ですむことでしょう。

でも、家族は誰かが我慢することで平和な家庭の状況が当たり前になると、我慢している人間が反抗することを許してくれないのです。

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ご機嫌斜めの母に笑って答えるのも限界

介護

数年前に比べると、母の体は本当に弱くなりました。

自分で思ったように動けなくなった母は、ずいぶんと短気になり、さらに機嫌が悪くなる日も増えました。

私が子供たちと楽しそうに会話をしていても、突然表情がこわばるのもわかります。

母の中に「自分だけ見てほしい」そんな気持ちがあるのもわかります。

でも、私は自分の生活を支えるために働かなくてはいけません。

娘の仕事の手伝いもしなくてはいけません。

朝早く出かけて遅く帰ってくる息子の食事の支度もあります。

一日中バタバタと走り回る私に、母の不満が爆発したのが先週の金曜日でした。

「なんでそんなことで怒るの・・・」という言葉を飲んで笑って機嫌をとり、どうにか怒りが収まったものの、結局は2日後に母の不満が再爆発

いつもなら、苦笑いしながら母の怒りをかわす私です。

でも、その日はとうとう我慢しきれず大声で泣きながら、母に「もう家から出てって」と大声で叫んでしまいました。

不満をぶちまけると心が疲れる。だから喋らないを選択してみた

ボロボロ泣きながら母にぶちまけた言葉

「やっと母に言いたいことが言えた」という気持ちと「なんであんな悲しいことを言ってしまったんだろう」2つが心の中をぐるぐるします。

結局、どんなに年を重ねても長女気質が抜けるわけではありあません。

母に不満をぶちまけた後は、母を悲しませたのではという罪悪感でいっぱいになってしまうのです。

だから、必要以外の会話をしないを選択しました。

食事も母の機嫌をうかがわず「食べたくないなら好きにして食べて」とだけ言って、勝手に一人で食事をしました。

そんな私と母ですが、大喧嘩から会話をしないを経て、昨日からは普通に会話をしています。

でも、またいつ爆発するかわかりません。

親子は、逃げ出せない放り出せない関係です。

声を荒げたり、不満をぶちまけるのは私の心がひどく落ち込みます。

だから、これからはお互いの頭が冷えるまで黙っていることを選択します。

 

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