家族

旦那の実家に行きたくない!考えるだけで気が重かった嫁の本音

年末年始、お盆が近づくたびに毎年気が重かった。

舅が実家の祖母と年齢が近く、姑は私の母より13歳上で、義理の兄が私の伯父と同じ年

私と義実家の間には妙な世代間が漂い、いつもなにかあれば「最近の若い人は・・・」と言われていました。

そんな義実家には、本物の姑以上に困った存在だった姑のような義理兄嫁がいて、ダブル姑のいるような家庭でした。

最初の頃は慣れない土地、慣れない家族とどうにか良い関係を築こうとそれなりに努力もしました。

でも、結婚生活十数年、我慢の限界にきた私は、盆や正月は挨拶と嫁としてしなければいけない最低限度の仕事だけをし、サッサと帰宅することにしました。

どんなに悪口を言われようが気にしなくなったことで、盆や正月に自分の時間が作れるようになり、離婚した今はゆっくり子供たちとお正月を楽しめるようになりました。

10数年、義実家に振り回されて生きた私ですが、息子を持つ母親

そろそろ、嫁と母と両方の立場で、帰省ってものを考えないといけない年齢になりました。

スポンサーリンク

嫁だった私が旦那の実家に行きたくなかった2つの理由

最近では、結婚後もお仕事を続けているお嫁さんも多くなり、お盆やお正月などの長期休暇は自分自身の楽しみや、日ごろ溜まった疲れをほぐしたい時間でもあるはずです。

そんなゆっくりできる時間に、義実家で落ち着かない時間を過ごすのって辛くないですか?

それとも、思ったよりも旦那さんの実家は寛げる場所ですか?

私は、いつまでたっても余所者のような居心地悪さを感じていました。

他人の家は居心地が悪い

まだまだ義実家との付き合いが浅かったころは、話のネタを探しては必死になって気に入られようとしていました。

でも、長時間になればなるほど、何を話せばいいものやらと・・・非常に気まずい思いをしました。

それに、ちょっとでも姑と会話がかみ合い話がはずもうものなら、義理兄嫁が「たまに遊びに来る人は気楽でいいわね!!」といって急に激怒し始めるのです。

跡継ぎ長男がなによりも大切な義実家で、兄嫁が機嫌が悪くなればそれは大変です。

家族全員が義理兄嫁の機嫌がなおるまで息をひそめるよにしなければいけません。

義実家は旦那にとっては生まれ育った家ですから、結婚して家を出るまで同居していた義理兄嫁の性格が突然変わるのも当たり前

でも、妻にとっては「他人の家」ですから、なかなか慣れるものではありません。

いつ性格が豹変するかわからない人がいる家は、ずっと居心地の悪い家のままでした。

気の利かない嫁の烙印

年末年始にお盆、あちらの家にいくと買物やら家事の手伝いがまっています。

実家ではなにか理由をつけては親戚が一度に集まり、みんなで飲んで食べておしゃべりをして大騒ぎしていました。

そんな環境に慣れていた私ですから、義実家の集まりもきっと苦にならないと信じていました。

でも、家が違えば親戚一同の集まり方も全く違います。

最初の頃は婚家に馴染もうと、自分なりに一生懸命頑張っていたつもりです。

嫁として家事の手伝いも、姑や義理兄嫁を立てつつ頑張ってもみました。

頼まれたものを買いにいき、できるだけお得なものを買って帰れば「特売のものを買ってくるなんて恥ずかしい嫁だね」と言われるんです。

でもね、おなじことを小姑や義理兄嫁がすれば、「しっかり者」だと姑はほめるわけです。

しかも、私がいない時間、子供たちの前で「気の利かない嫁」「片親の娘はね・・・」と陰口をたたかれたのでは行く気にもなれません。

義実家に行くのが嫌になるのは旦那の態度次第

それでも年に数日の事です。

ニコニコ笑っていればと時間は勝手に過ぎていきますし、私が相手に不満があるように義実家だって我慢していることがあるはず・・・

そう思って毎年毎年、気持ちを奮い立たせながら義実家にお邪魔していたのです。

でも、結婚して何年たっても実家を大切にしたい旦那の態度に、イライラが年々酷くなるばかりだったんです。

実家で思いっきり羽を伸ばす夫

旦那にとって実家は生まれ育った居心地のいい場所です。

実家に帰れば思いっきり羽を伸ばし、友人と会ったり好きな時に好きなだけ寝たり食べたりできます。

家では外でしか吸えないタバコも、どうどうと吸うことができる最高の家です。

でも、妻である私にとって居心地の悪い義実家

子供の世話をしながらバタバタと食事や買い物などで動き回る中、旦那だけゆっくりとしてる姿を見るたびにイライラとしてしまうのです。

話してほしくない事まで喋る夫

新しい家庭を作れば、実の親や義実家に知られたくない、なかなか話せない夫婦の問題や、子供のことなど出てくるものです。

でも、私の旦那だった人は義実家には絶対に知られたくないような事を、義実家でべらべらと楽しそうにしゃべる人でした。

本人は、親に普段の家庭生活を話しているつもりだったんでしょう。

でも、楽しそうに話す内容の中には、夫婦喧嘩や親子喧嘩、それにお金の使い方までありました。

これでは妻は義実家で過ごす時間が非常につらくなってしまいます。

まるで子供が母親になんでも話してしまうように、それはそれは楽しそうに姑に家族のことをベラベラと楽しそうに報告します。

その横で、妻と子供が嫌な思いをしているなんて気が付かない男にイライラするのです。

スポンサーリンク

 妊娠中の妻の体調よりも母親の言葉が一番

姑は旦那にとっては大切な母親です。

でも、母親を大切にしすぎることで、妻の体がボロボロになっていくのが気が付かないのなら、それはただのバカです。

私が第二子妊娠中、部分前置胎盤で安静が必要になりました。

産科では入院をすすめられましたが、ちょうど舅の葬儀が重なり、葬儀が終わったらすぐに自宅で安静にすることを約束し入院をしませんでした。

葬儀が終わり、妊娠中だった私は斎場に行くことはできなかったため、安静にするために自宅に戻る予定でした。

でも、その願いは聞いてもらえませんでした。

姑が義理兄嫁が忙しくしているのに帰宅したいなんてダメだと言ったのです。

斎場からみんなが戻るまで、義実家で横になっていればいいと言われ、その話を素直に嫁に伝える旦那

1月、暖房もない部屋で昼御飯も食べず、息子と息子の世話をするために一緒に残った実家の母と、皆さんが斎場から戻るのを待ちました。

初七日がすみ、実家の母が私の負担になってはと、息子と一緒に電車に乗って実家に戻りましたが、私は帰宅することを許されませんでした。

親族での話し合いが始まっても帰宅を許されない中、お腹が張り、出血が始まったのを訴えながら横になっている私の頭もとで

「お姉さんたちが動いているのに、横になって気楽でいいね」と笑いながら言った姑

舅を亡くしたばかりの姑には悪気はなかったのでしょうが、その晩から出血が止まらなかった私には姑のその言葉や表情が鬼に見えました。

そして、必死になって姑には悪気はないんだからと説明する旦那に絶望もしました。

体調が悪い妻に実家の家事を手伝わせ寛ぐバカ旦那

それから数年後、バセドウ病のため歩くのも立つのも辛かったお盆

その年は、どう頑張っても義実家で家事をする気力も体力もなく、家で横になっていたいと頼みました。

でも、挨拶してお茶でも一杯飲んでから帰ってくれと、旦那に説得され義実家に連れて行かれました。

妊娠中と全く同じ、何年たっても妻の体調よりも母親優先の旦那

そして毎度のことながら、姑は義理兄嫁が一生懸命家事をしているのに、なんで座っているのかと私にいいます。

バセドウ病の治療が始まったばかりで、座っているのもつらいんです・・・

そう言っても「私もお姉さんだって体のあちこちが痛くっても頑張っているのに・・・」とぶつぶつ言うばかりです。

あげくのはてには、そんなに体の調子が悪ければ、ここで少し寝てから動けばいいと言い出しました。

義実家で家事をしたうえに、滞在時間が10時間過ぎても帰宅をしようとしない旦那

倒れそうになりながら休憩してたら姑に叱られる。

体調が悪くって食事も喉に通らず、義理兄嫁が一生懸命に準備したものを食べないといって文句を言われる。

妻が喋る気力も座る気力もないのに、実家でタバコを吸いながらゴロゴロとテレビを見てる旦那

帰りたいといっても、ニコニコと「ゆっくりすればいいじゃないか」と言う旦那。

体調が限界になり泣きながら帰りますと言って、真っ暗になった道を心臓が口から飛び出しそうになりながら、子供達と帰宅したのを今でも覚えています。

どうしても姑に会いたくない行きたくない時はどうするか

私の義実家に行きたくない理由を知っていたママ友達から教えてもらったのはこの3つ

  • 当日ギリギリに体調が崩れたといって行かない
  • 子どもと旦那だけを義実家に行かせる
  • お墓参りと食事が済んだら、旦那を残してさっさと帰る

姑に嫌味を言われながら、どれも全部試してみました。

でも、義実家と徒歩20分の場所にすんでいたため、旦那の実家から逃げることはできませんでした。

では、どうしたらこの厄介な問題から解放されることができるのでしょうか?

嫁の気持ちがわからない人たちの言葉を無視するのが一番です

自分の体と心を守るためには、まずは良い嫁になろうとする努力を止めてしまうことです。

ある日突然、いい嫁でいることを止めてしまおうとスイッチが入ってしまった私。

一番最初にしたことは電話の着信音を変えてしまうことでした。

義実家から電話が来ると、呼びだし音がサイレンのようにけたたましくなる設定にし、旦那がいない時は家族は誰も電話に出ません。

緊急の用事と年末年始の挨拶以外は、旦那の実家に行きません。

もしも、旦那がいる時間に姑から遊びにおいでと何度も電話がかかってきたら、30分ほどお邪魔しどんなに嫌味を言われてもさっさと子供たちと帰宅します。

母親1番!嫁は2番!自然にできてしまう夫婦の溝

妊娠中や体調が悪かったあの時、旦那が私を大事にしてくれてたら、嫌だ行きたくないと思いつつも嫁として行ったと思います。

旦那との間に私が溝を作ることもなかったかもしれません。

旦那の浮気、離婚。すべて旦那が義実家を大切にしすぎたことが原因だった。

そんな思いがあるからこそ、自分がいつ姑になっておかしくない年齢になった今、あのころの悔しく悲しい気持ちを思い出すのです。

© 2024 気の向くままに