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離婚後にお金がない!50代ひとり親になる不安と挑戦したこと

家の小物

離婚したいと考えたとき、迷う一番の理由は「お金の問題」

離婚後、一生懸命働けば、「お金は後からついてくるよ」とか、辛い時も笑っていれば「幸せは後からついてくるよ」とか、結構な確率で言われるものです。

でも、50代で離婚したら必死に働いても「お金」や「幸せ」も後からついてきてくれません。

母子家庭になり、財布や通帳の残高をみるたびに胃がキリキリする日が何年も続きました・・・・

毎月の家賃に学費に税金、考えるたびに自分の選択が間違っていたと後悔する日もありました・・・

だからこそ、離婚をしたいと考えている人には「よく考えてみて」と言ってしまうのです。

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 離婚を決めた”あなた”の今の収入は幾らですか?賃貸物件を借りることが出来ますか?

旦那の不倫騒動が原因でスパッと離婚を決め、母と娘と犬を連れ家を出てしまった私。

たぶん、知らない人から見ると、ちゃんとした収入がある女性だと思われてしまうのでしょう。

でも、顔を見るのも苦痛だった夫と別れホッとしても、当時の私の収入は旦那の扶養からどうにか抜け出せるくらいの収入しかありませんでした。

そんな収入で家を出ると決め、新しく住む家を探すため不動産屋を回ったのです

賃貸物件を探す時、絶対にお金が問題となってきます

不動産屋を数件回り、いいかなと思える物件に出会えても、年収が少ない、将来バツイチ予定では簡単にOKは出ません。

別居をされるのですから、旦那さんが契約者になってもらってはどうでしょうか?

なんて、親切に提案をしてくれる不動産屋さんもありました。

収入が少なくても、現在の貯蓄残高を提示してくれれば検討させていただきます。

大家さん側から、こんな条件がでた物件もありました。

新しく住む場所を決めるのには、家賃を毎月しっかり払える収入がないと、なかなか難しいものです

離婚後、一人で子供の教育費を捻出することが出来ますか?

お金をやりくりする毎日

私が離婚を決意した時、子供達は私立の大学生と私立の高校生でした。

とても私の収入だけでは、子供達の学費を払うことはできません。

子供達の父親から養育費をしっかり支払ってもらえたものの、年間の教育費や子供達にかかるお金の額には足りません。

子供の養育費は夫の支払い能力によって金額が決まってしまうため、これだけ必要だから養育費を支払えと言ってみても、無理なものは無理なのです。

小学校や中学までは、助成金などを利用してどうにかできるものでも、高校・大学ともなれば金額が大きいだけに母子家庭の生活にかかる負担は大きいものです。

私学助成金や奨学金の利用とバイトの収入で学生生活を続ける

愛知県の場合は、私学助成金は他県よりも恵まれているようでして、母子家庭でもやりくりをすればどうにか通わせることが出来ました。

また、大学には学校独自の給付型の奨学金もあります。

我が家の場合、

娘は私学助成金を利用し、高校を卒業。

大学は養育費と日本学生支援機構の奨学金とバイト代を使い進学しました。

息子は毎月の家賃は養育費で支払い

大学・大学院ともに学校独自の給付金型の奨学金とバイト代、日本学生支援機構の奨学金を利用しました。

離婚調停で弁護士を利用して一番良かったこと

元旦那が子供達の養育費を大学卒業・大学院卒業まで支払ってくれたことで進学を断念せずに済みました。

一般的に子供の養育費は18歳の高校卒業までが一番多く

親の学歴などから、大学卒業までの養育費の請求はできることもあります。

我が家のように、長男の大学院・長女の大学卒業までの養育費の支払い交渉が上手くいったのは、個人的感情に流されない弁護士に調停を依頼したおかげだと言えます。

学校を卒業すれば奨学金と言う名の借金の支払いが始まります

いろいろなものを利用して、無事に卒業すれば今度は奨学金の返還が始まります。

あらゆるものを利用しても母子家庭の場合、子供に進学をあきらめてもらわないといけな場合もあるはずです。

我が家の子供達のように無事に進学できても、20代でかなりの借金を背負ってしまいます。

できるだけ子供が支払う借金の額を少なくするためには、ある程度の蓄えや仕事での収入確保は絶対に必要になります。

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母子家庭、母親の体調が悪くなったら収入が無くなってしまう恐怖

ひとり親になると、体調を壊してしまえば一気に収入がなくなってしまいます。

夫婦で一緒に暮らしていても、夫の収入で家計を支えていれば、夫が失業や病気などで生活に苦労することもあるでしょう

でも、ひとり親よりは状況はましかもしれません。

母子家庭でどうにか生活をしている中、母親が病気で倒れてしまうと酷ければ翌月から生活が回らなくなる可能性はあるのです。

最悪は生活保護を受給することもある

人間は、いつ病気になるか、倒れてしまうかわかりません。

一生懸命に働き、あらゆる補助を受けて生活している母子家庭では、母親が倒れてしまっては本当に生活できなくなってしまいます。

私が高校生の時、母が癌で手術をしました。

入院は一月以上にもなりましたが、入院費などはがん保険で支払うことが出来ました。

でも、母が入院したことで生活費は0円

しかも、半年以上は仕事に復帰することはできず、少しあった貯金もすべて使い果たしてしまいました。

親戚に頼ってどうにかするか、私が高校を中退し働くしかないかもしれないと真剣に考えだしたときです。

母の入院で心配してくれたご近所さんから、生活保護の申請をしたらどうかと言われ高校生の私が市役所に申請しに行きました。

万が一の場合に保険に入っておくことも必要ですが、最悪の場合を考え、何かあった時には行政にどう頼るかも子供達が大きくなったら教えておく必要はあるでしょう

離婚をするまでに、お金の計画はしておく方がいい

子供と散歩する

夫のDVやモラハラ、私のように旦那の不倫相手の家族から狙われる危険などがあれば、お金がなくても離婚を決めないといけません。

でも、今すぐ離婚をしなくてはいけない状況ではないなら、その間に自分の力で生活ができるように準備をしてください。

50歳過ぎてからの熟年離婚の場合は、長い老後の問題も考えないといけません。

ただ、夫が嫌い、顔も見たくない、

それだけの問題でさっさと離婚を決めてしまうのは止めておいた方がいいです。

お金が足りない不安と戦うため、ネットを使った仕事に挑戦した

今では外に働きに出られなくても、インターネットを利用して仕事をすることもできます

私は離婚後に体調を悪くし、収入が激減・・・

生活に困ってカードローンに手を出してしまったこともありました。

何をやってもうまくいかない

働いても働いてもお金が足りない

でも、泣いてもお金が勝手にやってくるわけではありません。

どうにかして生きていく道を探さないといけないのです・・・

50代、バツイチ女がアフィリエイトに挑戦してみる

体調を壊し、自宅で過ごす時間が長くなったのを利用しアフィリエイトに挑戦してみました。

気になった商品や今まで使った商品のことなど、ブログに書くなど様々な方法があります。

私は毎日の出来事や料理日記、犬のことなど日記代わりから始めていたブログを独自ドメインのワードプレスに変更

そして、そのブログに貼っていたアドセンスからお茶代くらいのお金が入るようになりました。

「これ、ちゃんとやってみればどうなるんだろう?」と必死になってネットをググって頑張ってみました。

最初の頃は分からないことだらけで、時にはデーターをすべて消してしまい大泣きしたこともあります。

何度も失敗し、やりなおしを繰り返しながら現在はブログを3つ運営

こつこつとブログを続けてきた結果、ありがたいことに借金を繰り上げて返済することができました。

世の中には素晴らしいセンスを持ち、何十万も一気に稼げる方もいますが、不器用な私はここにくるまで何年もかかっています。

ネットで見るような主婦アフィリエイターさんのように儲かっているわけではありません。

でも、50代の女が一人で静かに生きていくのに困ることがないくらいの収入を、本業とアフリエイトの2本立てでできるようになりました。

いままでブログを書いたことがない方ですと、最初は勉強することだらけかもしれません。

それに、収入になるまで時間もある程度必要です。

でも、

お子さんが小さい間は外で働けない

親の介護の問題や、自分の健康問題で長時間外では働けない

そんな問題を抱えながらも、将来は夫と離婚したいと考える人なら、こつこつと挑戦してもいい仕事です。

なによりも、50代になった私でも頑張ればどうにかなった世界です。

諦めない気持ちと好奇心さえあれば、女性でも収入を得ることができる世界です。

お金がないことに負けてたまるか!

母子家庭で育ち、母子家庭になってしまった私の人生の中で、お金の心配はずっとついてきました。

でも、50歳過ぎてもお金がないなりにどうにかなっていることを考えると、お金の問題はどうにかなっていくものだと思えるのですが・・・

実際は、胃が痛い日が多いのです。

収入が少しずつ増えても、まだまだ借金を完済できていません。

*2017年5月追記

学資ローン以外、すべて完済しました!

もうひと踏ん張りです!

とにかく笑って、やれることは試してみる

お金がないからと諦めてしまうのは簡単そうですが、先の人生を考えると一番難しい選択かもしれません。

手探りで動き回っているうちに、お金が後からついてくるものだと信じて体と頭を動かしながら生きていくしかないようです。

離婚を考えるようになったら、まずは家計を見直して、浮いたお金は将来のためにコツコツとへそくりしておきましょう。

そして、できることから収入の道を探しておくことが大切ですよ。

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