『フランス人は10着しか服を持たない』最近すっかり読書から遠ざかってしまい、いまだに読んでいません。
ネットで検索すると、ありがたいことに本を読んで実践された方の話を読むことが出来ます。
この一年で、2年間着なかった服を全部捨てた私のクローゼットでも、季節ごとに20着は持っているのですから、まだまだ物を持ち過ぎかもしれません
スポンサーリンク
年頃の娘の部屋は値札のついたままの服があります
娘が一人暮らしを始めるために家を出ました。
子供が高校生になったころから、部屋の掃除も片付けも、一切しないと決めている我が家ですので、娘の部屋が埃だらけになろうが、ゴミの山になろうが、同じ家に住んでいても知らない顔をしていました。
朝7時に出勤し、帰宅が深夜になることも多い娘
引っ越しの前日まで時間を引っ越しの準備をすることができず、大慌てで必要なものを持ち出し、残りは処分してほしいと言って家を出ました。
そして、娘が慌てて出て行った部屋の中のものの片付けは最終的に親の役目になったのです。
予想はしていましたが、出てきたゴミの量が半端じゃありません
大量のゴミの中で一番多かったのは服と靴
娘が何袋にも入れて出してあった洋服の袋を開け、一枚ずつ確認をし、リサイクルショップで売れそうなものは売ってきました。
でも、中には購入後、値札さえ取っていない服もあれば、1~2回、履いただけの靴やカバンまで
お洒落をしたい年頃とはいえ、いったいなぜ、こんなに服に埋もれた生活をしていたのか、母親として理解に苦しむのです
クローゼットに入りきらなくっても、なぜまた服を買ってくるの?
学校やバイト行く前に着ていくものを決めるのも大騒ぎですが、友達との飲み会や、旅行になると、もっと大変です。
まずは、クローゼットやタンスから着るものを取り出し、ベッドの上に次から次へと洋服を並べ、着ていくものや、持っていく洋服やアクセサリーを決めます。
お目当てのものを探しだした後は新しい服の山ができます
タンスもクローゼットも、パンパンになってしまっているため、一度、服を取り出し、必要がないものを元の場所に戻す。
これでは必要なものを探すのに、かなりの労力を必要とするようでして、コートやワンピース類などは、親のクローゼットに次から次へとかけていくのです。
そして、ハンガーにかけてもらえなかった服たちは、どんどんと床に放り投げだされ、部屋のあちこちに服の小さな山ができあがっていきます。
スポンサーリンク
山積みになった服と、クローゼットに押し込まれた服
こうなると本人も以前購入した服を探すのが面倒になり、服を着まわすなんてことはできなくなるわけです。
だから、次々と購入してくる服は、どこかで見たようなデザインの物ばかり
たま~に、今までと違う趣味の洋服を購入すると、今度は靴やバッグまで新しいものにしないと、ちぐはぐすぎて納得できないため、また部屋の中の肥やしは増えていくのです。
クローゼットに収まるだけの量で満足できるないの?
仕事場が私服だったり、学生さんだと
「いつも同じ服着てるんじゃない?」
なんてひそひそ声が聞こえてきそうで、『フランス人は10着しか服を持たない』を若い女性が実践するのは、かなり勇気がいるかもしれませんね。
でも、自分の好きな服や好みが変わった時に、以前着ていたものを大事に取っておかないだけでもクローゼットの中は、かなりスッキリできるはずです。
流行に敏感な若い娘だからこそ、つぎつぎと出てくる新作が欲しくなる気持ちはわかります。
でも、服塚を作ってもなお次々と購入するのは、自分に今、何が必要なのかが分かっていないからでしょう。
服に埋もれて暮らしていませんか?
さて、そんな娘も服塚を整理し。大きなクローゼットがつているアパートに引っ越していきました。
収納がタップリあれば、まだものが入ると油断しまた服塚を作ってしまうのではと、かなり心配もしますが、もう2度と母親が片付けを手伝うことはしません。
服を衝動買いしたくなった時には、
「どうしても必要か?」
「今お気に入りの物と組み合わせても変じゃないか?」
そうやって自分の頭で考えないと、いつまでも服だらけの部屋で生きていくことになることに気が付いてほしいものです。