出産・子育て中の思い出

夜泣きのたびに抱っこはダメ!抱き癖がつくって本当?

パパに抱っこされてうれしい赤ちゃん

息子が夜泣きをするたび、最初は抱っこして、おっぱいかミルクをあげ、オムツを変え

それでも泣き止まないときには抱っこして背中をポンポン

それでも眠ってくれないときには座椅子をリクライニングさせ、抱っこしたままウトウトした晩もありました。

日中はそれでも泣かせっぱなしにして様子を暫く様子を見る心の余裕もありますが、さすがに深夜は近所迷惑を考えるとすぐに抱き上げてしまいます。

こんな私の育児方法に、うるさく口を出してくるのは義実家の姑達でした。

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赤ちゃんが泣いても放置しておくと、良い子に育つって本当?

義実家に連れていくたびに、ご機嫌が悪くなってしまう息子

そのたびに義実家では、泣き止まない赤ん坊に手を焼き、必死に泣き止ませようとするのですが、息子は抱っこしないとなかなか泣き止みません。

ちょっとだけ抱っこされるぐらいでは泣き止まない孫に手を焼く姑は、

「なんでも赤ん坊のいうとりにしたら、大きくなっても親の言うことを聞かない子になる」

「泣けばすぐ抱っこするから、抱き癖がついてるんじゃないの」

「抱っこが当たり前になって、夜泣きもひどいんじゃないの」

「泣くだけ泣かせて、それでも赤ん坊が泣きやまないなら抱っこしろ」

「抱き癖がついているから、ママ以外の人間にはなつかん」

などなど、などなど、口うるさい攻撃が始まりだします。

そして最後は必ずこう締めくくるのです。

「私が子供を育てていた時は、赤ちゃんがいくら泣いてもすぐに抱っこしなかったから、どのこも辛抱強い子に育ったわ」と・・・

赤ちゃんが泣くたびに抱っこしてもいいの?抱き癖はつかないの?

抱っこのし過ぎで腱鞘炎になってしまった私は、抱っこしてもなかなか泣き止まない息子に、姑の説も正しいのかもしれないと思い込みだしていました。

毎晩の寝不足と、一人で髪を振り乱しながら頑張る育児の疲れから、姑の説を信じ込みだしていた私は、日中息子が泣いても放置するようになってしまったのです。

そんなある日、実家の母が育児と家事の手伝いのため数日泊りに来てくれました。

昼間、顔を真っ赤にし泣き叫んでいてる息子を抱っこもせず放置する娘の姿に「あんた、子供がかわいそうだと思うわんの!!」と叱るように言い出したのです。

「だって、お義母さんが泣いたらすぐに抱っこするからもっと泣くって教えてくれたもの」

「それに、抱き癖をつけると子供がいいこに育たないって言われる・・・」

実家の母の言葉に、育児疲れでイライラしていた私は思いっきり愚痴をこぼしていました。

泣きながら義実家で言われた言葉を吐き出すように話す私の横で、母が泣き叫ぶ息子を抱っこしながら

「一番信じてる親が、必死に泣いて訴えてる子供に知らん顔したら、子供はなにも教えてくれんようになるよ」と私に叱るように言ったんです。

「だいたい、抱き癖抱き癖って、一生抱っこしてくれっていうわけじゃあるまいし!!」

「そのうち抱っこしようかっていっても、嫌な顔されるようになるんだわ」

「抱っこをずっとしてたからって、抱き癖がつくなんて馬鹿じゃないの!子供が純粋に親に頼るときに、なにもしないなんて、そんなの親の勝手な都合でしょう!!」

母の口からポンポンと飛び出す言葉は、姑とはまったく真逆の考え方です。

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実母と姑。育児に対する考え方の違いに揺れる新米ママ

姑は赤ん坊が泣いても、必要以上に抱っこするのは子供にとって良くないことと考えています。

実母は赤ん坊が泣いたら、子供が落ち着くまで抱っこして安心させてあげることが大切だと考えています。

姑は赤ん坊の欲求をすべて受け入れると、辛抱ができない子供に育つと考えています。

実母は赤ん坊の欲求を受け入れるのは親の仕事であり、子供に自信をつけさせるために必要なことと考えています。

当時、姑は64歳、実母は51歳

年の差が育児に対する考え方の違いでもあるのでしょうか?

この2人、子育てに対する考え方や姿勢が違いすぎるのです。

実母の育児方法で育てられた私は、心では母のように子供を育てたいと考えても、なかなかうまくいかない育児に悩みだすと、姑の意見もごもっともだと心が傾くのです。

抱き癖?がついても子供は問題なく大きくなっていく

抱っこすると抱き癖がつく!!と忠告する姑と、抱き癖がつくなんて馬鹿じゃないの!!と叱る実母

自分を産み育ててくれた母を信じ、旦那の実家で嫌味を言われながらも腱鞘炎や腰痛と闘いながら抱っこし続けましたが、それなりに辛抱強い大人になりました。

姑が一番最後の子供を産んだのが昭和36年

実母が第一子の私を産んだのが昭和39年

世代が違うと育児の方法や考え方が違ってきます。

たぶん姑が子育てをしていた時代は赤ん坊が泣いていても、すぐには抱っこしないが育児として当たり前だったんでしょう。

それから3年後、初めての子供を産んだ母の頃には、育児への考え方も変わってきていたのかもしれません。

今の育児方法では、赤ちゃんが泣けばできるかぎり抱っこして安心させてあげることが必要だと教えられます。

でも、いまだに「赤ん坊は泣くのが仕事だから、泣かしとけばいい」とか「沢山泣かせると肺の丈夫な子供になる」など信じている親もいます。

育児方法が変わってきても、その方法を受け入れるかどうかは、各家庭の考え方にも大きく左右されるようです。

沢山抱っこしても抱き癖なんてつかない!

抱っこされないことで赤ちゃんが泣かなくなったのは、親の考えが正しいのではなく赤ちゃんに信頼されなくなった証拠です。

息子の時には抱き癖を心配した私も、2人目は外野がいくらうるさくても新生児の頃からたっぷり毎日抱っこしました。

姑や義実家は抱き癖がつくと子供が将来自立しないだの口うるささは変わりまりませんでした。

そんな口うるさい言葉を完全に無視をして赤ちゃんの甘い匂いをたっぷり楽しみました。

でも、どれだけ抱っこしても赤ちゃんに抱き癖なんてつきません。

いつかは「抱っこしてたころが一番かわいかった」そう思える時がやってきます。

周囲が抱き癖抱き癖とうるさくいっても、そのうちに子供は大きくなり、抱っこしたくても抱っこできなくなってくるものです。

思いっきり抱っこができる時間を楽しんでくださいね。

 

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