今年もバター不足で店頭ではバターが時々消えてしまいます。
我が家は娘がお菓子作りに凝っているため、バターを発見した時には即買いしますが、一家族2個までなど個数制限もあり、なかなか大変です。
普段お菓子作りに熱心ではない方も、クリスマスやバレンタインの前になるとケーキやクッキー作りにチャレンジされることも多いでしょう
たま~にお菓子作りをされる方の場合は、レシピ通りに材料が揃わないと焦ってしまうこともあるようです。
もしもバターが手に入らなかったら、お菓子作りはどうしたらいいのでしょうか?
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マーガリンでも美味しいお菓子はできる
私が子供の頃、ちょっと田舎に住んでいまして、車を運転する家族もいませんでしたので買い物は歩いて10分ほどの小さな八百屋さんだけ。
友達とクッキーを作って交換する約束をしたのに、ご近所の小さな八百屋さんにバターがなく、泣きだしそうになったのを覚えています。
そんな時に、母が「マーガリンでもいいんじゃないの?」と言ってくれて、マーガリンで無事にクッキーが焼きあがってホッとしたものです。
あの頃のマーガリンはバターとは似ても似つかない味わいでしたが、最近のマーガリンはバター風味のものも多くなっていますよね。
我が家の娘は真夜中に急に思い出したようにお菓子を作るときは、冷蔵庫の中にあるバターやマーガリンを引っ張り出して作り出します。
専門家が食べたら???となるかもしれませんが、マーガリンを使って作ったお菓子も美味しいものです。
クッキーは風味に欠けるけど食べやすく仕上がる
タルト・クッキー・バターケーキどれも美味しく出来上がるのですが、欠点としては味がバターほど風味が豊かじゃないってことです。
その代り、バターをたっぷり使ったお菓子よりは、あっさりとした仕上がりになります。
洋菓子を食べると、胃がど~んとしやすい方には、マーガリンのほうが食べやすいようです。
うち70代の母もバターたっぷりのクッキーより、マーガリンで作ったクッキーの方が食べやすいようですよ。
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コンパウンドマーガリンなら風味も満足
スーパーに並ぶバター風味のマーガリンや、バターが少し入ったマーガリンでは、満足できない方もいるかもしれません。
特にバターケーキや、濃厚なチョコケーキを焼くときには、バターのコクと風味は大事なポイントです。
そんな時にはコンパウンドマーガリンを使ってのお菓子作りをしてみましょう。
コンパウンドマーガリン、最近ではお菓子を作る会社でも、製造コストを抑えるために注目されている商品です。
通常のマーガリンが植物性脂肪のみで作られているのに対し、コンパウンドマーガリンは動物性脂肪も配合されているのでコクや風味があります。
そして、お菓子作りの作業がしやすいといった利点があります。
マーガリンならバターを常温で戻す作業が省ける
お菓子作りをされた方なら経験したことがあるでしょうが、バターケーキやクッキーなどを作るとき
「バターは室温で戻して、柔らかくしておきましょう」
この作業面倒だと思いません?
私は面倒で電子レンジで、チョット柔らかくして作業を進めるんですが、風味や仕上がりを考えるとあまりお勧めできる方法ではありません。
でも、このコンパウンドマーガリンならマーガリンが入っていることで、通常のバターより水分量が多いので作業がしやすいのです。
突然お菓子を焼いて食べたくなった時に、とっても重宝するんですよ。
コンパウンドマーガリンの注意点
バターなら冷凍保存ができますけど、コンパウンドマーガリンは水分が多いので、冷凍保存してしまうと食感が悪くなってしまいます。
ホワイトソースなどのお料理には、バターの代わりに使うことはできますが、焦がしバターなどは水分が多いため向きません。
高温で調理をすると飛び跳ねの恐れがありますから、仕上がりに一欠けら風味づけくらいにしておいてください。
まとめ
バター不足は日本の酪農が減少しているからだそうですから、まだまだバター不足になる日はあるでしょう。
美味しいものを作りたい、食べたい気持ちもありますが、使いたい時に使いたいだけ購入できないのなら、諦める心も必要そうです。
代用品で美味しく作れることさえ覚えれば、今までと同じようにお料理楽しめますよ。