赤ちゃんにハチミツを食べさせてはいけない知識はどこで知りましたか?
あなたの親は乳児にハチミツが危険って知っていましたか?
あなたの義理の親(舅&姑)は、乳児にハチミツを食べさせようとしたことがありませんか?
ハチミツ入りのジュースが原因で、6か月の乳児が死亡するという悲しい話を聞いた時、今で思い出しても腹が立つ話を思い出しました。
子育ての常識は親世代と子世代とでは変わっていくものです。
昔の常識は今の非常識
ハチミツが赤ちゃんにとって危険という話は、いったいいつから始まったのでしょうか?
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赤ちゃんにハチミツはダメって知ってる?
初めての育児は驚くことがたくさんあります。
離乳食もその一つ
今年26歳になる息子と23歳になる娘の離乳食の時、ハチミツが子供の口に入らないようにかなり注意をしました。
20年以上前の育児でもハチミツは赤ん坊に与えてはいけないと知っていたのですから、当然同じ頃にママになった人たちも知っている知識だと思っていました。
でも、ネットで調べてみると意外とハチミツが乳児に危険ということを知っている年代にバラつきがあるんですよね・・・
今現在、離乳食を作っているママの中でも知らない人もいるみたいですし、私の母のように70代過ぎた親世代でも知っている人は知っています。
母子手帳に記載されているでしょう!って話もありましたが、私の子供たちの母子手帳を慌てて調べましたが、蜂蜜について記入されたページはありませんでした。
でも、50代の私はハチミツを食べさせると赤ちゃんには危険だとということを知っています。
当時はネットでサクッと調べることなんて出来ませんから、母親学級や育児雑誌などで知ったのだと思います。
70代の母は母親(私の祖母)から「子供のお腹にはハチミツは強すぎる」と聞いていたため、私たちが離乳食が過ぎても暫くは与えなかったそうです。
では、ハチミツが乳児にとって危険という話は、いったいいつから当然のような知識として教えられているのでしょうか?
ハチミツが乳幼児に危険っていつから言われているの?
こちらのサイトに乳児ボツリヌス症について詳しく書かれていますので参考にさせていただきました。
国内では、1986 年の千葉県での初発例以来、ハチミツが主要な原因食品として注目されてきた。
この症例を重くみた厚生省(当時)は翌年10月、「1歳未満の乳児にハチミツを与えないように」と各都道府県に通知した
感染源としては、国内患者の半数がハチミツを摂取した後に発症
参照元:感染症情報センター
1986年の乳児ボツリヌス症の症例を重く見た厚生省が各都道府県に通知したのが翌年の1987年です。
つまり、この通知がされた後に育児を始めた親であれば、必ずどこかで話を聞いているかプリントされたものを渡されているはずです。
当時は新聞記事にもなったはずでしょう。
でも、実際にはこの通知があった後でも赤ちゃんに「ハチミツ」を与えている親や祖父母もいるんですよね。
天然のものは赤ちゃんの体にだっていいはずだ!って信じ込んでいる身内がいると大変なんですよ・・・・
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赤ちゃんにハチミツ食べさると健康になると信じている親も
私が元旦那の実家に子供を連れていくときには、かなり神経質になっていました。
原因は沢山ありましたが、その中の一つがハチミツです。
一番最初に息子がハチミツを食べさせられたのが生後2か月のとき
私がちょっと台所でお茶の支度をしている間、姑と舅が2か月の息子に「甘いから美味しいだろう」って言いながら、ハチミツをなめさせたんです!!
次にハチミツ事件が起きたのが離乳食が始まったころ
「お母さんは甘いもの食べさせてくれないから可哀想に」って言いながら、蜂蜜どっぷりかけたキウイを食べさせ
その次はハチミツたっぷりのカステラを孫に食べさせていたのを発見
授乳で切れてしまった乳首には「ハチミツを塗れば早く治るのに」とすすめてきました。
息子から目をうっかり離すとハチミツやハチミツ入りのものを食べさせようとするから、嫌でも義実家では神経質になっていきます。
天然のものは人の体に優しくって体にいいって信じていない?
ハチミツを食べさせている現場を発見しては
「赤ちゃんにハチミツを食べさせるのは危険なんです」
「病院や保健所でも食べさせないように指導されてるんです」
そう説明するのですが、なかなか義理両親には頭に入っていきません。
ちょっとは反省はするものの、
「天然のハチミツが子供に悪いなんて聞いたことがない」
「私も子供たちが赤ちゃんの時にハチミツあげたけど、みんな元気に育ったわ」
毎回こんな感じで言い訳です。
ハチミツが赤ちゃんに食べさせちゃう人は、きっと私の元義両親のような考えで食べさせているのでしょうね。
自分の子育ての経験から赤ちゃんにハチミツは大丈夫って信じ込んでいない?
私の場合、赤ちゃんにハチミツがOKだと思っていたのは義両親だけではありませんでした。
小姑に義理兄嫁もハチミツは赤ちゃんの体にいいものだと信じていて、ハチミツを食べさせないように細かく説明する私は毎回悪者です。
母親学級で渡された「赤ちゃんに食べさせてはいけないもの」リストを見せても
「最近の人は神経質すぎるのよ」で話を終わらせるほどですからね。
運よく私の息子は何度もハチミツを食べさせられても体調を悪くしなかっただけです。
でも今回は悲しいことに、小さな命がハチミツが原因で亡くなってしまいました。
ニュースにもSNSに沢山とりあげられ、多くの人の目に赤ちゃんにはハチミツは危険だと知ってもらうことが出来たでしょう。
でも、きっとそれでも事件の記憶が薄れていくと
「そんなに神経質にならなくってもいいんじゃないの」
「私もハチミツ食べさせたけど、別になにもなかったわよ」
そうやってヘラっとしてくれる親もいるかもしれません。
私の年代は「おばあちゃん」になっている人もいるでしょうし、もうしばらく後になる人もいるでしょう。
ついうっかりと「私の時には大丈夫だったわよ」なんて思い込みで、赤ちゃんにハチミツを食べさせないように注意しないといけませんね。