あなたは年を重ねるごとに、肌のくすみ気になっていませんか?
美白成分配合の化粧品を使ってる!
紫外線対策だって毎日頑張っている!
なのに肌のくすみが改善できなくって困っていませんか?
肌に透明感やツヤなくなり、なんとなく顔色がさえない、疲れて見える、老けて見える
シミもかなり気になりますが、たぶん50代にとっては肌のくすみのほうが真剣に悩むのではないでしょうか?
じつは、肌のくすみは血行不良や肌の乾燥、加齢などいろいろな原因が重なりあうため、お手入れの方法を間違うと、まったく肌に透明感が戻ってきません。
そんな50代の肌くすみ、どんなタイプなのか?どんなお手入れが必要なのか?
肌のくすみ別にご紹介します。
くすみが気になる50代の肌。あなたの肌のくすみはどのタイプ?
「顔色がなんとなく冴えない」「肌の色が以前よりもくすんで見える」そんな時に試してみたくなるのが「美白」成分が配合されたスキンケ。
でも、くすみのタイプ違えば肌がくすむ原因も違うため、美白成分配合の化粧品を使い続けても、なかなか改善していかないこともあります。
くすみ肌といってもタイプはいろいろです。
そこで、どんな『くすみ肌』なのか、顔の肌色で簡単にチェックできるように表にまとめてみました。
血行不良ぐすみ | 青黒く不健康な顔色、青っぽくくすんだ肌。血色が悪い |
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乾燥ぐすみ | 朝は顔色が明るい。午後になると肌がくすむ。透明感やツヤがない |
角質肥厚ぐすみ | 肌が硬くゴワゴワした感じ。褐色がかかった灰色にくすむ |
メラニンぐすみ | 肌に色むらがある。茶色っぽくくすむ |
肌スティンくすみ | 顔全体がどんよりとくすむ。 |
糖化ぐすみ | 肌が黄色っぽく、または茶色っぽくくすむ。透明感がなく肌にごわつきを感じる |
あなたの肌くすみはどのタイプでしたか?
この中で、美白成分の効果を実感できるのは、じつは「メラニンぐすみ」だけなんです。
しかも、50代の肌は加齢によりターンオーバーが乱れ、女性ホルモンの減少で乾燥肌にもなっているため、肌のくすみも複雑に絡み合っています。
そこで、肌くすみタイプ別の効果的な成分、お手入れ方法ご紹介します。
血行不良による肌のくすみ
原因
疲れ・冷え性・運動不足・睡眠不足・ストレス・加齢によって。血行が悪くなることで肌がくすむ。
また、血行が悪くなるとリンパの流れも悪くなり、顔がむくみやすい原因にもなってしまいます。
お手入れ方法
血行不良による肌のくすみは、まずは体を温める必要があります。
- 適度な運動(ウォーキングなどの有酸素運動・ストレッチ)
- 体を温める食事
- 体を温める入浴
- マッサージやホットタオルで血流を良くする
- タバコは控える
効果的な成分
- カプサイシン
- ビタミンE誘導体
- 炭酸など
乾燥肌による肌のくすみ
原因
加齢や乾燥で肌のキメが乱れると肌の表面に凸凹ができ、影ができることで光が乱反射して肌がくすむ
空気の乾燥する冬になりやす肌くすみですが、エアコンを使う夏場にも肌が乾燥しやすく肌がくすむこともあります。
乾燥肌・敏感肌の場合は、空気が乾燥する季節以外でも注意が必要です。
お手入れ方法
乾燥ぐすみには、保湿をしっかりしておくことが大切
毎日のお手入れに、保湿成分がしっかり入ったものを選ぶ必要があります。
肌の水分をガッチリと肌にとどめる効果のある保湿成分「セラミド配合」のスキンケアを選んでください。
朝のお手入れにもセラミド配合のスキンケアで保湿をしっかりして、午後からの肌くすみを予防してください。
効果的な成分
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- アミノ酸など
乾燥肌によるくすみ対策におすすめの基礎化粧品
ブライトエイジ
古い角質がたまった角質肥厚ぐすみ
原因
肌の老化によってターンオーバーが乱れ、古い角質がはがれず肌表面に残り、たまって厚くなることで肌がくすむ
肌の乾燥や生活習慣の乱れによって肌のターンオーバーの周期が乱れるのも、角質肥厚ぐすみの原因になっています。
ひじやひざが黒く硬くなるのも、角質が厚くなっているのが原因です。
お手入れ方法
余分な古い角質を取り除くケアが必要
- プロによる顔そり
- ピーリング化粧品
- 酵素洗顔
- スクラブ洗顔
- ピールオフパック
- ふきとり化粧水
肌が極度に乾燥・敏感肌・アレルギーがあるなどの場合、上記のお手入れ方法は適しません
肌が弱いタイプの人は、ふきとり・スクラブ・ゴマージュなどは摩擦によって肌を痛めてしまう可能性があるので、ピーリング化粧品は洗い流すタイプのものを選んでください。
ピーリングも酵素洗顔も、週1~2回のお手入れで十分です。
効果的な成分
ピーリングの成分
- AHA(アルファヒドロキシ酸)である乳酸・リンゴ酸
酵素の成分
- パパイン
- プロテアーゼなど
角質がたまるくすみ対策におすすめの洗顔
ナールスフォーム
紫外線や摩擦によるメラニンぐすみ
原因
紫外線や肌の摩擦によりメラニン色素が作られ、このメラニンが排出されず残ってしまうと色素が沈着し肌がくすむ
ターンオーバーが乱れることで、メラニン色素の排出がスムーズにできなくなるのも原因
お手入れ方法
メラニンの排出がスムーズにいかず、特定の場所に集中してできるのがシミ、顔全体に広がるのがメラニンぐすみです。
お手入れ方法としてはシミ対策と同じ方法になります。
- 紫外線から肌を守るUV対策
- 美白成分配合の化粧品で美白ケアをする
- 肌のターンオーバーを促す
- 肌の保湿をしっかりとする
効果的な成分
- ビタミンC誘導体
- コウジ酸
- プラセンタエキス
- トラネキサム酸
- レチノールなど
肌スティンによる肌のくすみ
原因
肌のタンパク質に(角質)に活性酵素が結びつき参加したものが肌スティンです。
この肌スティンが定着して肌がくすみます。
歯のスティン(黄ばみ)が、毎日歯磨きをしてもキレイにならないのと同じことが肌の上で起きていると考えるとわかりやすいですね。
ターンオーバーが正常な肌であれば、肌スティンは垢となって排出されます。
でも、ターンオーバーの周期が長くなってしまった50代の肌は、どうしても肌スティンがたまりやすい状態といえます。
歯のスティンと同様に、一度こびりつくと洗顔だけでは簡単に落ちません。
また、美白成分配合のスキンケアでも、改善させることも予防することもできない肌くすみです。
お手入れ方法
肌スティンはたった一日でも溜まってしまいます。
メイク落としが不十分だと、蓄積しやすいため「その日の肌の汚れは、その日のうちに落とす」必要があります。
また、洗顔後の保湿が不十分だと肌の乾燥が進み、ターンオーバーを遅らせる原因にもなってしまいます。
メイクをしっかり落とした後は、しっかり保湿をして潤してください。
効果的な成分
肌スティンを除去してくれるオイル
- ロックローズオイル
- イモーテルオイル
肌スティンくすみにおすすめのクレンジングオイル
アテニア スキンクリアクレンズオイル
「いままなにをしても肌のくすみがとれない」そんな大人の肌くすみの悩みの原因『肌スティン』を除去し、明るい肌にしてくれるクレンジングオイル。
- 肌スティンをリセットするロックローズオイル配合
- 肌スティンをつくらせないイモーテルオイル配合
- うるおいなめらか肌になるための高級美容オイル配合
- W洗顔不要だから、肌に負担がかからない
糖化による肌のくすみ(黄くすみ)
原因
体内にあるコラーゲンなどのタンパク質などと糖が結びつきAGEという物質に変性、それが老化につながることを糖化といいます。
AGEそのものが黄褐色をしているため、黄ぐすみや茶ぐすみの原因になっています。
パンケーキががこんがり焼ける状態を思い浮かべると、糖化をイメージしやすいかと思います。
糖化ぐすみ(黄ぐすみ)の改善方法
糖を摂りすぎると糖化がすすみ肌の老化にも関係があることがわかってきました。
そのため、糖質をできるだけ摂らないようにすべきだという考えもあります。
ですが、糖質は人が生きていくうえで必要な栄養素ですし、肌の老化は糖化だけではなく紫外線や乾燥、活性酵素など原因は様々です。
糖質を制限するだけでは肌の老化を予防できるわけではありません。
でも、甘いものや炭水化物の食べ過ぎ、ドカ食い、多量の飲酒など心当たりがある場合には、食事を見なおすことで黄ぐすみの改善は期待できるかもしれません。
また、血糖値を急激に上げない食事も糖化の予防に期待できるので、食べ方の順番や低GIの食材を上手に使うこともおすすめです。
糖化による黄ぐすみにおすすめの基礎化粧品
【ディセンシア】アヤナス
敏感肌をケアしながら『うるおいのある肌』に導く、ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランド「ディセンシア」のエイジングケアシリーズ
エッセンスコンセントレート(敏感肌用美容液)には、糖化物質を分解するシモツケソウエキスを配合
エイジングラインですが、柔らかい使い心地で肌が敏感になりやすい時でも、すーと肌に馴染みやすいシリーズです。
- 敏感肌に起こりやすいシワを改善するオイル状美容液
- ハリの低下・くすみにアプローチする美容液
- 肌を潤いでみたすセラミドナノスフィア配合の化粧水
- ハリ弾力のある肌へと導くクリーム
50代の肌のくすみは複雑、一番必要なお手入れはどれ?
50代の肌のくすみは、複雑に絡み合っているため「これかな?」と思って試してみても、なかなか透明感を取り戻すのは難しいものです。
肌が乾燥すれば、ターンオーバーが乱れますし、紫外線を強く浴びターンオーバーが乱れた肌は古い角質が剥がれ落ちず、肌がくすむ原因にみなっていきます。
黄ぐすみなのか茶ぐすみなのか、どのタイプか判断に迷ったら、まずは
- 肌の保湿をしっかりする
- 紫外線対策は一年間忘れずに
- 古い角質を取り除くケアをする
- 美白効果のある成分でスキンケアをしてみる
- 食生活に注意する
この順番で試してみることをおススメします。
まとめ
肌のくすみ対策には、毎日の肌のお手入れも大切ですが、それ以上に大切なのは睡眠と食事です。
睡眠の質を上げ成長ホルモンの分泌を促してあげれば、肌の生まれ変わりを助けてあげることができます。
糖化については、糖質を制限するのではなく、バランスよい食事を心がけておけば大丈夫です。
肌のターンオーバーが遅くなっている50代の私たちは、若い時のようにすぐには結果が出ません。
くすみ対策に新しいスキンケアを試すときには、肌にトラブルがなければ”じっくりと2か月程”は使ってみましょう